ファウンデーションコース
Hello. Ryuです。
今回はまずイギリス留学について関心のある読者の方にイギリス大学への正規留学のルートを3つお知らせしておきます。
イギリス大学に正規留学する方法
①日本国内でIBもしくはAレベルを取得し、 UCASという英国留学に一括してアプライできるシステムを通じて出願する方法
②ファウンデーションコースで一年間(正確に言えば9ヶ月間)学ぶことによって①のAレベルと同様の資格、そしてスコア所得によって大学に入学する方法
③日本の大学で1年間学んでから日本の大学を中退し、イギリスの大学に入学し直す。
という3つのコースがあり、僕はこの②の方法でイギリスの大学に入学しようとしています。今日は今からファウンデーションコースについて詳しく説明しようと思っています。
例外:オックスブリッジについて
オックスフォード大学、ケンブリッジ大学この2つの大学をまとめてオックスブリッジと呼びます。
日本でもほとんどの人がこの2つの大学の名前を聞いたことはあると思いますが、この2つの大学は上記に示した方法では入学出来ません。
先ほど述べたAレベルを単に所得するのではなく、受験科目で最高スコアを取るくらいの成績を残さなければなりません。さらにAレベルの結果と大学出願のための書類を揃えて出願した後に、様々なことを判断されて面接に進めるかどうかが決まります。
しかもこの面接もオックスフォード大学、ケンブリッジ大学の教授とacademicなtopicに関して本気で討論していかなければならないので、単に英語が話せるというのではなく、様々な知識を深く学び、その知識を英語で話し、教授からの質問に対しても的確に英語で返答ができなければなりません。
それゆえ、beoや SI-UKのような留学エージェントでもオックスフォード大学とケンブリッジ大学のアプライに関しては別のコースを設けています。詳しくはネットでも色々と調べられるので興味がある方は調べてみてください。
イギリスの教育制度について
日本の大学は医学部や薬学部を除いては、基本的に4年間でそのコースを終えますが、イギリスの大学は3年間です。しかも大学院も1年間です。
日本の小学校(6歳〜12歳)…英国ではPrimary School(5歳〜12歳)
日本の中学校(13歳〜15歳)..英国ではSecondary School(13〜16歳)
日本の高校(16歳〜18歳)…..英国ではSix Form(17歳〜18歳)
日本の大学(19歳〜22歳)…英国ではUniversity undergraduate (19〜21)
日本の大学院(23歳から24歳)…英国ではUniversity postgraduate(22歳)
このようにイギリスと日本では教育制度が違うので日本の高校を卒業した後にイギリスの大学に進学するためには、ほとんどの日本人の生徒やイギリスと教育の違う留学生は1年間(正確には9ヶ月間)のファウンデーションコースという留学生のための大学進学準備コースを履修することになるのです。つまり上のイギリスの教育制度のSix formに当たる部分を1年間で学ぶということなのです。
最初にイギリス進学を決めた時にイギリスの大学3年間なら、日本の同級生よりも早く卒業するの?と一瞬考えましたが、違いましたね(笑)でもいきなり英語で様々なことを勉強したこともないのにイギリス人たちとイギリスの大学で学ぶのは大変だと思うので、このファウンデーションコースというのはとてもいい制度だと思います。
しかも、僕がイギリス留学を決めた一番の理由が、イギリスのSix formで現地の生徒が将来大学で勉強したい分野を絞り、その科目に関する一般教養を学ぶのと同じように自分の学びたいことを学ぶことができるからです。勉強したいことが決まっていた僕にとっては、一般教養を学びながら、自分の学びたいことを探していくアメリカの大学よりも、イギリスのシステムの方がぴったり合うと感じたからです!
またこのファウンデーションコースでイギリスの大学に進学した際に必要な英語力(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)や、様々なacademicなreportの書き方、大学でのノートの取り方なども学べます。実際の一科目は2時間でかなりのボリュームがあり、1講終わった後は、脳がかなり披露しています(笑)
自分の興味のある分野に関連するファウンデーションコースを終了するとBusiness, Art, Management, IT, law, Humanities, Design, Medecine Media, Sociologyなどの幅広い専攻に進むことができます。また、大学併設のファウンデーションコースに進むと、大学のキャンパス内に設置されていることが多いので、大学の図書館やスポーツ施設、ジムなども使用可能なので大学生気分を味わいながら、進学準備をすることができます。大学のコミュニティにも入ることもできますが、僕は勉強が忙しすぎてその余裕は今はないです。。。(泣)
ファウンデーションコースが受けられる学校
大学併設のファウンデーションコース
先ほども述べましたが、ファウンデーションコースでは自分の学びたい専門分野にあうコースを受ける必要があるために、イギリスの各大学でその大学自身に合わせたファウンデーションコースを併設していることが多いです。ですから、僕のように学びたいことがあり、学びたい大学がある場合、その大学併設のファウンデーションコースを受けることができるとベストだと思います。
ファウンデーションコースのある大学をいくつか挙げておきます。University College London( UCL), University of London, Queen Mary University of London, London Metropolitan University, University of St. Andrews, University of Exeter, Newcastle University, University of East Anglia, University of Brighton, University of Liverpool, University of Surrey, Dublin City University(アイルランド)などなど
語学学校、専門学校主催のファウンデーションコース
様々な都市に様々な語学学校や専門学校がありますので、自分のお気に入りの街で大学へ入るための力をつけるのもいいと思います。いくつかの学校を挙げておきます。
- ロンドンファウンデーションキャンパス( ONCAMPUS London) イギリスの各大学やパートナーシップを結んでいる大学への進学を目的とした「ファウンデーションコース」の他に、学位過程2年編入のための「インターナショナルプログラム」 大学院進学準備のための「マスターズファアンデーションコース」などがあります。名門のロンドン大学とも提携しています。
- INTO イギリス大学、大学院進学を目指す留学生のための学校でパートナーシップを結んでいる大学もあります。
- C ATケンブリッジ きめ細やかなサポートをしてくれるファンデーションコースを持つ大学できちんとファウンデーションコースでいい成績を収めると提携校の大学に進学できる保証があります。
- ニューキャッスルカレッジ Businessを始めIT, engenieeringなどの科目でのコースを提供しています。
- カプラン(KAPLAN INTERNATIONAL LANGUAGE)イギリスだけでなく世界10ヶ国の国に学校があり、英語だけでなくフランス語、ドイツ語、スペイン語なども学べます。
他にも様々な学校があります。beoやSI-UKの留学フェアでもINTO、カプランなど語学学校のスタッフの方もいらしていたので、まだ学びたい大学がはっきりとは決まっていないけど、イギリスで勉強してみたいと思っている人にとってはいいかもしれません。また語学学校の提携校に進学すると奨学金みたいな形で授業料が安くなったりすることもあるみたいなので調べてみるのも良いと思います。
ファウンデーションコースの入学条件
さて、ここでみんなも気になるファンデーションコースの入学条件を上げておきましょう。
ファウンデーションコースへ出願するためには
- 願書
- 大学や学校によって違うのでリサーチが必要ですが、 IELTSスコア4.5から5.5もしくは同等の英語力
- 高等学校の卒業証明書(もちろん英語で)
- 高等学校の成績証明書(もちろん英語で)
- 高等学校の先生からの推薦状(もちろん英語で)
- 志望動機書(もちろん英語で)
- パスポート
- 学生ビザのコピー
の提出が必要です。今はPCで出願可能で、自分でも出願することは不可能ではありませんが、自分の将来のための第一歩ですから、留学エージェントのサポートがあるのはありがたかったです。また大学によっては高等学校卒業程度認定試験合格で出願可能な大学もありますので、大学で人生を新たに変えたいと考える人にとってもいい機会になるかもしれません。
まとめ
僕の知っている限りでファウンデーションコースについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
僕はまだファウンデーションコースを受けている途中なので時間があれば、どのようにコースを受けているのか、寮生活なのですが、その様子など少しずつ語っていきたいと思っています。でも授業が始まると厳しいかも。
ただファウンデーションコースに入るためのIELTSのスコアが届かない場合には現地で学期前に「プリセッショナルコース」という学期前英語コースを大学や大学院に入る前に受けなければならないこともあります。この力がなければ、入学できないこともあるので、できれば日本を発つ前に必要なスコアを取っておく方がbetter だと思います。
IELTSのスコアに関しても語学学校ではスコアは低めでも大丈夫なところもありますが、名門大学併設のファウンデーションコースでは5.0から6.5を求められることもあります。特にwriting skillに関して厳しいところが多い気がします。IELTSに関しては別記事で勉強法など解説していくつもりです。楽しみにしていて下さい。